1986年の関西本線で編成短縮に伴う増発が行われたのだが、先頭車が不足したので余剰となっていた101系の先頭車が改造された。種車によって以下の番台区分とされた。

クハ103形2000番台

非冷房のクハ100形から改造された。奈良電車区に配置され、主に関西本線で使用。

クハ100-92・35・31・60→クハ103-2001 - 2004

クハ103形2050番台

非冷房のクハ101形から改造された。日根野電車区に配置され、主に阪和線で使用。

クハ101-78・83→クハ103-2051・2052

サハ103形750番台と同様に車体はほぼそのままだが、101系とは全面の窓形状が異なっているため、サハ103形750番台よりも変化が目立っている。全車とも冷房化と側面表示幕の設置は行われなかった。

分割民営化後は全車両がJR西日本に継承された。1991年に阪和線がATS-P形化した祭2052は対応化されなかったので京阪神緩行線に転用されたものの経年や事故で早期廃車となり、1992年までに全車両が廃車となった。

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