モハ103-414 - 786・モハ102-570 - 899・2001 - 2043・クハ103-269 - 499・701 - 844・846・848・850・サハ103-360 - 503の全1268両が製造された。このグループでは大幅な設計変更がなされている。

運転台を低運転台から高運転台に変更。

運転室窓下にステンレスの飾り帯を設置。

山手線と京浜東北線のATC化の準備工事。

運転台後部にATC装置(ATC-6形)を搭載した関係で機器室を設置。これに伴い該当部分のみ戸袋窓が廃止された。

ブレーキ弁をME40A形からATC対応のME48形に変更。

その後中央快速線や福知山線等のATC非搭載路線にも投入され、これらの線区に配置されたクハ103-797・799 - 808・810 - 815・817 - 844・846・848・850はATC関連を非装備で落成した。このため運転室後方の戸袋窓が復活している。

また、グループ全体でも変化が出ており、A-A基準に準じた変更と消化器を1本から2本に追加する等して火災対策を強化している。但し、地下線区には乗り入れないので貫通扉は未設置。

他にも1973年製造車から設置されている半閉回路は有効に使われることなくクハ103-317他から廃止された。更に1977年製からは座席下の蹴り込み板がステンレス製に変更され、車内の完全無塗装化を達成している。

本グループを最後にクハ・サハ103形は製造が終了した。

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