灰原哀は一人で公園にいると入ってきた二人組の男にスタンガンで気絶させられて車のトランクに入れられると男たちは車を走らせた。
暫くして気が付くと車のトランクの中にいることに気が付いて探偵団バッジで助けを呼ぼうとしたが既に半径20kmを超えていて使えなかった。

やがて車はどこかに停車してトランクが開くとそこは人一人いない崖の前で灰原は外に放り出されるとバッジが見つかって男に踏みつぶされると海に投げ捨てられた。
「何すんのよ!何がしたいの?」
「蘭のかたきだ!死ね!くたばれ!!」
男たちは灰原に殴る蹴るの暴行を加えた。灰原は何のことかわからず一方的に苦しめられるだけだった。
「蘭さんの・・・かたきって・・・なんの・・・こと?」
「とぼけるな!てめえがいるせいで蘭がいじめられてんだよ!!てめえさえいなきゃ蘭はいじめられなかったんだぞ!!!」
男たちは怒りと憎悪にかられながら灰原を甚振り続けた。
やがて灰原は全身傷だらけになり体力を消耗していった。
「そんな・・・こと・・・して・・・も・・・蘭さん・・・は・・・喜ば・・・ないし・・・悲しむ・・・だけ・・・」
灰原はわずかな力を振り絞って反論した。
「てめえが言うなぁぁぁぁぁ!!!てめえに居場所なんてねえし存在そのものが迷惑なんだよ!!わかったらとっととくたばりやがれ!!!」
男たちは激しい憎悪をぶつけると攻撃をより強めた。やがて灰原は気絶して動かなくなると海に投げ落とされた。
男たちは近くの蛇口で血を洗い落とすと車に乗って何処かへ行った。そして灰原は死亡すると鮫に飲み込まれたのだった。かつて自分を鮫に例えて卑下してた彼女がその鮫の餌になるのは皮肉としか言いようがないだろう。

一方阿笠博士は灰原がいつまでたっても帰ってこないのを不審に思い警察に通報すると彼女の捜索が行われたが状況が状況だけに行方はつかめなかった。
絶望感に襲われながら灰原の自室を眺めていると見慣れない箱があったので見てみるとそれは完成した解毒薬だった。

やがて組織との最終決戦が繰り広げられ組織が崩壊するとコナンとメアリーは解毒薬で元の姿に戻った。
それからしばらくすると新一は探偵事務所を開くと蘭と結婚して子供を授かったのだった。

終わり

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