灰原哀は一人で公園にいると入ってきた一人の男に睡眠薬で眠らされて車のトランクに入れられると男は車を走らせた。
暫くして気が付くと山の中にいることに気が付いて探偵団バッジで助けを呼ぼうとしたが既に半径20kmを超えていて使えなかった。
やがてバッジが見つかると男に踏みつぶされた。
「何すんのよ!」
灰原は抗議した。すると男は殴る蹴るの暴行を始めた。
「うるせえ!てめえがいるせいで蘭がどれだけいじめられてると思ってんだ!!」
男はそう言いながら灰原の体を踏みつけた。
「何が言いたいのかわからないわ。」
「とぼけるな!てめえさえいなきゃ蘭はいじめられなかったんだぞ!!蘭のかたきだ!とっとと死ねや!くたばりやがれぇぇぇ!!!」
「そんなこと…私に言われ・・・ても・・・」
「言い訳するな!さっさと死ね!死ね!くたばれ!!てめえなんか存在そのものが迷惑なんだよぉぉぉ!!!」
男はより憎悪を燃やしながら激しく殴りつけると蹴り飛ばした。暴行された灰原は全身があざと傷だらけになると次第に動けなくなっていったがそれでも男は憎悪をぶつけながら彼女の体を地面に何度も叩きつけた。
そして男は暴行を止めると懐から刃物を取り出すと灰原を刺した。体中血まみれになろうが血飛沫あふれようが何度も刺し続けた。
やがて灰原が死亡すると男は彼女の体に刃物を刺したまま爆薬を括り付けると近くの川で手についた血を洗い落とすと車に戻った。そこで男は爆破スイッチを押すとすぐに車を動かした。
その直後に爆薬が爆発すると灰原の体は跡形もなく消えた。
後日灰原がいつまでたっても帰ってこないのを不審に思った阿笠博士は警察に通報したが不審な爆発が発生した現場を調べると刃物の残骸と血の跡が見つかっただけだった。どこでどうなったのかわからない以上博士は灰原が死亡したと判断して彼女の遺品を整理すると見慣れない箱が出てきたので見てみるとそこには完成した解毒薬が二つ入っていた。
やがて組織との最終決戦が繰り広げられ組織が崩壊するとコナンとメアリーは解毒薬で元の姿に戻った。帝丹高校に復学した新一は休学でたまった課題などが片付くと蘭との関係をより深めていった。
そんなある日新一と蘭はデートしていた。デートを楽しむ二人だが蘭は気になってることがあった。
「そういや哀ちゃんってどうなったんだろうね。」
「そういえば俺もしばらく見てないな。きっとどこかで幸せに暮らしてんだろうから俺たちも大人になったら結婚してもっと幸せになろうな。」
「はい喜んで。」
二人は婚約したのだった。
終わり