クリスマスイブの夜コナンと蘭はイルミネーションを見ていた。
「綺麗だねえコナン君。」
「そうだね蘭姉ちゃん。」
「いつか新一とも見てみたいね。」
「僕もそう思うよ。」
今こうして見てるさ。正体隠しているけど蘭と一緒にイルミネーションを楽しめてる俺は幸せ者だ。コナンはそう思った。

やがて二人はコンビニに入ると肉まんを買った。外に出てベンチに座ると肉まんを食べたのだった。
そんな中コナンは蘭にあることを聞いた。
「蘭姉ちゃんはサンタさんはいると思う?」
予想だにしない質問に一瞬目を丸くした蘭はこう答えた。
「そりゃもちろんいるわよ。子供の時クリスマスの朝に枕元にプレゼントが置いてあったときは凄く嬉しかったからね。ところでコナン君は信じてるの?」
そりゃ俺もガキの頃に経験してるからな。
「僕も信じてるよ。それにたった一人で一晩で全世界を巡ることはどう考えても不可能だからサンタさんは全世界に老若男女いろんな人たちが正体を隠して子供たちにプレゼント配りをしていると考えてるんだ。」
「凄いこと考えてるのねコナン君。色々なサンタさんがいるなら私も会ってみたいなあ。」
他愛ない会話をしているとそこにサンタのコスプレをした園子が現れた。
「蘭とガキンチョじゃない。」
オイオイ寒くねーのかと内心つっこむコナンを尻目に園子はさらに続けた。
「うちでクリスマスパーティーやるとこだからどう?」
コナンと蘭は園子に誘われてクリスマスパーティーに参加したのだった。パーティーには知り合いのほか有名人も多く参加していてそこには沖野ヨーコの姿もあった。蘭から連絡を受けて駆け付けた小五郎が狂喜乱舞したのは言うまでもないだろう。

終わり

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