蘭は居間で寛いでた。後ろから新一に抱き着かれながら。
「どうしたのよ私に甘えたりして。」
「俺がコナンだった時蘭は良く抱っこしてただろ?だから今度は俺が抱っこしてんだよ。」
新一に抱き着かれるのは何とも心地良いものがあった。しかし新一は調子に乗って匂いを嗅いだり調子に乗り出していた。
「あんまり変なことしないでよね。」
蘭の一言に少し落ち着いた新一だった。


廊下で転倒した男子を見た蘭は彼を介抱した。
それを見た新一はすぐさま駆け寄って手を貸すと何とか立ち上がれた。
「工藤さん毛利さんありがとうございます。」
「人として当然の事さ。」
他の男子が蘭に触れるのが見ていられなかったなんて言えねえや・・・そう思う新一を不思議に思う蘭だった。


コナンは完全に新一に戻った後犯罪捜査に奔走していた。犯人が推理後に逆上して襲い掛かってきたときに備えて腕時計型麻酔銃は持ってるが外れたり動きを封じられた時の最終手段として蘭も一緒だ。
ある日犯人が推理後に新一に襲い掛かってきた。新一は麻酔銃を発射して犯人を眠らせた。
しかし別の事件では手首をつかまれて動きを封じられた。それを見た蘭は犯人を制圧して新一を助け出したのだった。


「俺とポッキーゲームやらねえか?」
新一の提案に蘭は唖然としたが興味が湧いて実行した。
そして二人は修学旅行で果たせなかったキスを実行できたのだった。


コナンは新一に戻ってからしばらくたったがいまだにコナンの時の癖や感覚が残っていた。
そりゃそうだ。一年以内とはいえ色々なことがあったからだ。未だに蘭姉ちゃんと呼んだり事件の捜査中にうっかりあれれー?と言ってしまうこともある。
だけどそのあれれー?がかわいいと評判になって流行語候補にノミネートされた。
蘭も蘭で変わらず俺の面倒を見てくれている。そんな蘭に新一は甘えたりしたのだった。

終わり

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