黒の組織が壊滅してコナンは新一に戻り灰原哀とメアリー世良も元の姿に戻った。新一とメアリーは元の生活に戻ったが志保は組織のことで警察に逮捕されていた。自分だけ一生刑務所生活にされたことに納得がいかない志保は脱獄してどこかに消えた。

翌日、新一と蘭は街中でデートをしていると複数の他殺体に遭遇した。死体は老若男女無差別で幼い子供もあった。新一は目暮警部らと捜査をしていると犯人と思しき毛髪を発見してDNA鑑定すると志保のものと判明した。服役してるはずの志保が殺人?半信半疑だったが仮に志保が脱獄したとなると一刻を争う状況だ。

「もしかしたら宮野志保は脱獄してるかもしれない。細心の注意を払うんだ。」
新一と目暮警部はそう呼び掛けた瞬間何者かが蘭に襲い掛かってきた。新一の呼びかけで返り討ちにするとそこには茶髪の女が倒れていた。その姿を見た一同はすぐに志保だと気が付いた。

「何でここに?」
驚く蘭の前に志保は起き上がった。
「何すんのよ!皆殺しにして工藤君と二人だけの理想郷を作りたかったのに邪魔しないでよ!」
志保はそう言いながら蘭に掴みかかった。それを見た新一は怒りの形相で志保に掴みかかった。
「何が俺と二人だけの理想郷だ!オメーは命を何だと思ってんだ!オレはまだしも蘭にかすり傷一つでも負わせたら絶対に許さねえぞ!!」
「だったら工藤君にも死んでもらうしかないみたいね。」
これ以上暴れると危険なので新一は麻酔銃で志保を眠らせた。志保は再逮捕されると眠ったまま手足を縛られて無人島に連れられていった。やがて爆薬と毒薬を混ぜた薬を接種されると毒に苦しみながら爆殺されたのだった。

一方新一と蘭はデートを再開していた。
「まさか新一がそう思ってくれてたなんて嬉しかったわ。かすり傷一つでも負わせたら絶対に許さねえぞって言った時凄くかっこよかったよ。」
「あったりめーだ。オレにとって蘭は唯一無二の彼女だからな。」
二人はいい感じになっていた。

終わり

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