風呂から出たコナンはいつものように寝る準備をしようとしていた。そこに蘭がやってくると思いもよらぬことを言い出した。
「今日一緒に寝ない?」
思わぬ爆弾発言に点目になるコナンだったが元の姿に戻ったらしばらくはできないだろうと思い一緒に寝ることにした。

包帯男事件の時に前例があるとはいえ蘭と一緒に眠ると意識してしまうのかなかなか眠れなかった。
「眠れないの?」
「まだ浅いだけだよ。時間がたてば自然に寝れるんじゃないかなあ。」
やべーな無意識に意識しちまう。だからと言って今更抜け出すわけにもいかねえしな。それに正体バレたらオレどうなるんだ?けどもう既にバレているだろうけどあえて一緒に・・・コナンは考えるのをやめた。
「寝れないならぎゅーしてあげようか。」
コナンは蘭に抱き寄せられると思わず赤面したが彼女のいい匂いに埋もれながら頭を撫でられると心地良くなりいつの間にか寝落ちしていた。

やがて二人は寝返りを打ちながら眠り続けた。夜の静寂に包まれた自宅内は静かに時が流れていった。
寝返りを打って向き合った瞬間蘭の口から寝言が漏れた。
「新一・・・」
「蘭・・・」
コナンも寝言にこたえるかのように彼女の名を呼ぶのだった。

翌朝になり蘭が朝の準備で起きた後コナンも起きて朝の食卓を囲んだのだった。

終わり

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