コナンと蘭は街を歩いていると灰原と出くわした。
「私を差し置いて蘭さんとデートなんて随分いいご身分ね。」
灰原は嫌味ったらしく毒づいた。
「蘭姉ちゃんとデートしちゃ悪いのか。」
「そうよ、蘭さんは私のものなの。江戸川君がいたら邪魔なのよ!」
険悪な二人に蘭は3人で一緒はどうかと提案するがコナンは蘭の頼みでも受け入れられなかった。
「どうしてコナン君は哀ちゃんと仲悪いの?」
「あいつの嫌がらせにはうんざりしてるんだ。」
コナンは神妙な面持ちで打ち明けた。
「そんなことがあったのね。どうしてもつらいなら私に甘えてもいいのよ。」
蘭はそう言うとコナンを抱きしめた。それを見た灰原は蘭からコナンを引き離そうとした。
「オメーいい加減にしろよ!オレと蘭姉ちゃんの邪魔ばかりしてそんなに楽しいか?オメーが何しようが勝手だがこれ以上邪魔するならどっか行け!!」
怒ったコナンは灰原に怒鳴りつけると彼女はもういいと言って走り去った。

気まずい空気が流れたがコナンと蘭は気分を変えてデートを楽しんだ。やがて夜になると博士から電話がかかってきて灰原が夜になっても帰ってこないから警察が捜索してるとのことだった。灰原のことが気に食わないコナンだったがどっか行けと言った後に行方不明になったことが引っかかったので蘭と一緒に捜索に参加した。
しかし目撃情報や有力な手掛かりはなく誰かに連れ去られたかもわからなかった。自身の推理力を働かせようにも灰原のこととなると考える気にもなれずどうでもよくなったコナンは蘭と一緒に家に戻った。

自宅の居間でコナンと蘭はのんびりしていた。
「蘭姉ちゃん大好き。」
「コナン君。」
新一が見たらやきもち焼くんだろうな。そう思いつつも珍しく甘えてくるコナンをかわいがる蘭だった。

一方とある場所でジンはウォッカやベルモットなどと肉料理を食べていた。
「この肉うめえな。シェリーのつまみに合うぜ。」
ジンはなにかの肉をつまみにシェリーを飲んでいた。

終わり

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