黒の組織が壊滅してコナンは新一に戻り灰原哀とメアリー世良も元の姿に戻った。それから数年後大学生活を経て小五郎の部下として下積みをした新一は無事に一人前と認められて探偵事務所を設立すると蘭と結婚した。夢にまで見た夫婦生活を送りながら探偵業に勤しんでいた。
そんなある日、テレビで衝撃的なニュースが流れていた。隕石が地球に衝突しようとしていて米花町が一番危険だった。オレと蘭は急いで避難所に向かった。だけど隕石が落ちてきたら避難所ごと潰れてしまうかもしれない。そんな時阿笠博士は大人サイズのキック力増強シューズとどこでもボール射出ベルトと急ピッチで製作していた。もしかしたらこれらを組み合わせれば隕石を破壊できるかもしれない。博士は予備もかねて二組製作した。
「私も使ってみていいですか?」
蘭の申し出に博士はそう言うと見越して製作したという。本心では博士を信用してるがもしかしたら隕石の威力にやられてしまうとも限らないからだ。完成したベルトとシューズを装備するが試運転する時間はなくぶっつけ本番で望まなければならなかった。新一と蘭は隕石が接近するとベルトから出てきたボールを全力で蹴り飛ばした。二つのボールが隕石に命中すると粉々に砕け散った。一人の博士と探偵夫婦によって人類の未来は守られた。
ところが二人が粉砕したのは前菜に過ぎずメインディッシュが迫っていた。もう終わりだ。そう思った瞬間京極真が現れると素手で隕石を粉砕したのだった。
気が付くと新一は布団で眠っていた。蘭と結婚した今これから何事もなく子供ができて幸せな家庭が続くことを祈る新一だった。
終わり