休日の午後蘭が昼食後の片づけを済ませてちゃぶ台の前に座るとコナンが甘えてきた。
「どうしたの?いつもは甘えてこないのに。」
「僕よくよく考えると子供だからたまには甘えたいよー。」
普段甘えてこないコナンが甘えてきて蘭は微笑みながら甘えさせた。なんとも幸せそうな光景である。
そもそも蘭に甘えようと思ったのは灰原にたまには甘えてもいいんじゃない?工藤新一に戻ったらこういうことできなくなるでしょと言われてならば子供の姿であるうちにとことん甘えようと思いついたのである。こうして大好きな彼女に甘えているといい匂いを感じて心地が良くなる。
いつか元の姿に戻った後蘭と結婚したら自分たちの子供にもこうやって甘えさせようと思っていたら小五郎が競馬場から帰ってきた。
「今日も全然ダメだった。ってどうしたんだよコナン。」
小五郎が驚くのも無理はないだろう。普段甘えないコナンが蘭にべったり甘えてるからだ。コナンは幸せなひと時を楽しんでる半面正体がバレた時のことを考えると気が気でなかった。
一方蘭も甘えてくるコナンをかわいがりながら新一にも甘えたいと気があるのねと思っていた。
終わり