野乃はなはフードフェスでさあや、ほまれとともに店の手伝いをしていた。さあやとほまれはウエイトレスになったが、何故かはなだけはたこ焼き屋になった。
なんでもできる、なんにでもなれる。はなはそう言い聞かせるが、失敗が続いてしまい、自信を無くしてしまった。
やがてオシマイダーが現れ、さあやとほまれは変身するが、はなは自分に迷った影響なのか変身できなくなってしまう。絶体絶命のピンチの中はぐたんはアスパワワを放出してオシマイダーを浄化したが、大量のアスパワワを放出したことで目を覚まさなくなってしまった。
自分が変身できなくなったことではぐたんが動かなくなったことにはなは責任を感じ、息詰まる感情が破裂しそうになった。
「なんでもできるって信じてたけどどうしてうまくいかないのかな。未来がどんどん干からびていくよ・・・」
はなはプリキュアになって初めて大きな挫折を味わった。
しかしその後大量のトゲパワワを吸収したチャラリートが襲ってきた頃にはぐたんのアスパワワが回復したことと自信が持てるようになったことではなは再び変身できるようになった。
しばらくしてはなはエリという名の少女と再会する。彼女ははながシャインヒル学園に通ってた時の友人でチアリーディング部に所属しているが、1年の頃にセンターに選ばれた際にそれに嫉妬した部員によっていじめられてしまう。はなはそんな彼女を助けたが、今度ははながいじめの標的にされてしまった。エリははなを助けようとしたが、「またあの頃に戻りたいの?」とクラスメイトに言われてしまいはなを見捨てることになってしまった。
大切な人と別れ一人ぼっちになったはなは引きこもり同然に陥ってしまい、母すみれに助けられるまでは自分を救うのは誰なのかそれとも自分自身なのかその答えを見いだせないまま闇の中から光を探していた。しかしそれでも消えない真実を請け負ってでも少しでも前に進めるなら周囲の景色も変わっていくだろう。はなはそう考えていた。
そしてはなは逃げるようにラヴェニール学園に転校していった。一方エリは自分を救ってくれたはなを救い出せずに転校にまで追い込んでしまったことに強い責任を感じていたが、はなと再会して部員ともども負の連鎖を断ち切ったことで再び分かち合えるようになった。
はなの情熱が誰かの兆し、そして光になるとエリは信じていた。