朝日奈みらいと十六夜リコはジャンプ台で震えていた。

「箒で飛んでるとはいえ結構怖いね。」
「わっ私は、へっ平気だし・・・」
箒で飛びなれていても飛び降りるとなれば話は別のようでなかなか一歩を踏み出せずにいた。

一方花海ことはは下からビデオで撮影していた。
「早く飛び降りないかなーっ。」
ことはは二人が飛び降りるのが楽しみで仕方なかった。

実は二人は手をつなぎながらバンジージャンプをする競技に参加していた。この競技は見栄えや根性などが審査されるらしく特にこれらがよかったチームには豪華賞品が授与されるのだ。

賞品獲得をかけて飛び降りようとするもなかなか前に出られない二人。するとここでアナウンスが流れた。

「タイムリミットまで1分切りました。残り時間内に飛び降りられなかった場合は失格となります。」
残り時間に二人は汗が止まらなかった。

棄権することも考えた二人、しかし豪華賞品を手にしたい。意を決した二人は勢いよく飛び降りた。

会場は二人の悲鳴と歓声が響き渡り、競技は成功した。

そして結果発表はなんとみらいとリコのペアが最優秀ペアに選ばれたのだ。そして気になる賞品はなんと・・・

(次回のバンジージャンプに参加できる権利)

「もう嫌〜っ!!」
賞品の内容に驚愕した二人は一目散にその場から逃げ出したようだ。

終わり

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