1973年以降に製造された車両は冷房車となったが、従来の非冷房車においても1975年以降冷房化改造が行われた。冷房装置は新製車と同じAU75形で搭載に合わせて車体補強と側面表示幕の設置なども施された。冷房用電源も新製車と同じくモハ102形に160kVAのMGを搭載し、既存の20kVAのMGと交換した。これは新製車と同様である。これとは別に1975年に関西地区で先頭車のみ非冷房車が導入されたが、扇風機回路を冷房起動回路に代用する事で一斉に起動できるよう所属車両基地で施工された。関東地区でも同様の工事が施されたが、こちらは両端の乗務員室内に新たに冷房起動回路用のスイッチを工場内で取り付けた。1981年からは中京地区でも冷房化が始まり、非冷房車全車両に冷房制御スイッチが取り付けられた。

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